モノクロラフの鉛筆手描きが凄かった話

モノクロラフで質感や
カラーを表現していた画を見て
感動したことがありました。

それは、デザイン事務所の時の話です。

広告をどう作っていくか？の
案出しの時に手描きのラフを描くのですが
ラフを見て方向性が決まったなら
最終のカンプ（これで行きますな物）を
作ってクライアントにokを貰って
いよいよ撮影の準備に入ります。

その広告が新聞で
靴の広告だったのですが
そのモノクロカンプが素晴らしくて
とっても刺激を受けたのを覚えています。

そのカンプ
鉛筆で革靴とスニーカーを描いてありました。
なんと、それが質感が革と分かるし
色も確か赤色だったか？
色も分かるように描いてあって
ただ、ただ、すっ凄い！凄い！と
興奮していました。

時にはデザイナーとかって
外注に出して上がってくるのを待つならば
自分で描いた方が早い！と思う人もいるんです。

私もモノクロラフで案出しで
テーブルにどう料理を並べて
どんなコンセプトで
どんなセッティングにして
お皿やカトラリーやテーブルクロスの色やら
バックの背景はどうする？など
料理の先生やカメラマン、スタイリストの方達と
打合せで決めていき
それを全部で確か9案くらいだったか
忘れましたが…。私がモノクロラフを描く仕事がありました。

その仕事がくる時は他の仕事と
平行してやらなくちゃ行けなかったので
とっても苦痛でした…。

私は絵は好きでも
写真のようにパースや大きさなど
正確に書くのはとっても苦手で
すっごく時間がかかってかかって（笑）。
でも、私の性格なのか深く入り込んでいくので
進みは遅いけれど、ミニチュアなどを作って
狂わないように緻密に計算して描きました。
必死です。
カメラマンの方が撮ったのも
モノクロラフに近い感じで
ほぼほぼ写真が上がってきました。

なんせ死に物狂いで頑張りましたからね。
もちろん、会社にお泊まりでした。

これはデジタルイラストで描いています。
デジタルも昔とは違い
ここまで描けるようになりました。
鉛筆で描いたように見えるから凄いです。

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